「いい加減にして下さいッ」足止めされた別荘の廊下で対峙する勝気で姉御肌な生徒会長である姉・鈴香と引率と称し付いてきた風紀担当で雪斗の担任の鷹峰は面白くなさそうに行ってしまう。それを遠めに見つめていた雪斗。友人である銀行社長の息子・玲矢の別荘にクラスメートと共に来ていた。が、妹・琴美が何者かに辱められ殺されてしまい、更に○○○殺人犯が別荘近くに逃げ込んだニュースの為、閉じこめられるように足止めされていた。「玲矢さん大丈夫?」雪斗の参加のきっかけである少女・久遠寺音羽。幼なじみの彼女とは一時離れていたもののクラスメートとして再会した時に、雪斗は幼き頃の思いが変わっていないことを感じていた。唯一心置きなく話せる友人である玲矢はその音羽と親同士で決めた許嫁であった。招待者としての責任を感じ、必要以上に気を張り疲弊していた玲矢を気遣う音羽。それを遠めに見つめていた雪斗。恐怖と不安の中で別荘に閉じこめられた面々はやがて…。