結婚10年目にして、夫の浮気が原因で離婚したさくら(白木優子)は、保険外交員となって自立したが、味気ない暮らしに、幸せだったあの頃を思い出していた。しかし、妄想の最後に必ず夫の浮気相手・つむぎ(羽月希)が乱入し現実の世界に戻されるのであった。従姉のもみじ(和田光沙)は、そんなさくらのことを気にかけるが、さくらは四十路前の年齢もあって新たな恋愛に乗り気になれない。そんなとき、さくらは仕事でコンビを組む生真面目な後輩、高知(山本宗介)とひょんな事から肉体関係を持ってしまう。以前から、さくらに好意を寄せていた高知は交際を申し込むが、期待むなしく、さくらに軽くかわされてしまう。そんなある日、さくらの恩師である斉藤先生(倖田李梨)が癌に犯され余命わずかとの知らせが入り、三人は急ぎ先生の待つ仙台に向かうのだが…。